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2011/03/09

インド共和国への省エネ技術研修(2)を実施しました

JICA(国際協力機構)が主催する「国別省エネ研修」として、KITA(北九州国際技術協力協会)と連携し、インド政府の電力省エネルギー効率局や関連研究機関、銀行や企業経営者などを対象に研修・指導を実施しました。

高い経済成長が続くインド共和国は、現在、エネルギー消費量も世界第4位で、エネルギー需要の急増により省エネ対策の推進は同国内の緊急課題となっています。

とりわけインド国内の工場数の約9割を占める中小零細企業は、設備の老朽化等により大企業に比べエネルギー効率が悪く、エネルギー効率改善の余地も大きいのが実状です。

これらの状況を踏まえ、インドでは2001年に省エネ法が制定され、2002年から電力省管轄のエネルギー効率局が始動。2008年にはエネルギー効率向上のための国家ミッションが制定されました。

しかし、中小零細企業では省エネに資する設備投資実施のための資金調達能力や技術・ノウハウが限られていること、省エネの重要性に対する意識が総じて低いこともあり、取り組みは依然として課題を多く残す状況となっているようです。

今回が2度目となる弊社による省エネ技術研修は、まさにそういった省エネ推進の課題に対する一つの処方箋として、弊社がエネルギー管理をご支援させていただいている製造業様の工場のご協力を得て、省エネチューニング運用を中心とした取り組みを紹介させていただきました。

弊社では、これまで一般的に生産効率の維持が成果目標として推進されてきた設備機器の
基本設計や工事設計といったエンジニアリングのプロセスに新たな価値要素を取り入れています。

本来顧客企業側でなければ把握できない日々のエネルギー使用状況や、各種設備の運用実態を
定点観測的に調査・検証した上で、生産効率維持を大前提にエネルギー効率の最大化も目指します。

それらは主力事業である「省エネエージェント」を通して蓄積した業種や業態毎の運用事情や、
各設備機器の運用改善ノウハウ等も加え、理想的な運用体制の構築までを見込んだ一気通貫の取り組みです。

今回も自国の省エネ対策を担う今回のインド共和国の方々も、省エネ実現に向け多くのヒントを得ようと、設備機器の設定や実現場での運用実施フローをとても熱心にご覧になっていました。

途上国が直面する多様な課題に対し、日本の経験や技術を活用したこのような取り組みは、
途上国の発展に注ぐ自助努力を支援する為のものです。

弊社も技術協力という形での国際協力に参加する事を意義深く捉え、
今後も国際社会の一員として積極的に取り組んで参りたいと思います。

省エネ推進内容講義 受電設備研修 工場内研修

<主催>
独立行政法人国際協力機構(JICA)

<実施支援>
財団法人北九州国際技術協力協会(KITA)

<研修実施日>
平成23年2月25日(金)

<研修内容>
工場における、省エネの取り組みと改善効果

<研修対象国>
インド共和国

<研修員>
省エネ推進関係省庁:3名
関連研究機関等:6名
企業経営者及びエネルギー管理推進者等:5名

インド共和国省エネ技術研修

<主な研修項目概要>
高効率水銀灯の導入検証、インバータ型コンプレッサの導入検証、コンプレッサ吐出圧調整運用、デマンドカット装置導入・運用、バッファータンク増設検証、ルーツブロア排熱低減化運用、エア配管効率改善、トップランナー変圧器の導入検証、空調システムのハイブリッド化、エアブローの効率運用、冷媒圧運用による冷却効率改善、待機電力の削減、等。